館内に入ると、
「こわ~い」と
今度はタマちゃんが僕に抱っこを要求してきて
顔がひきつってしまっている僕ですが、
こちらの呼吸にあわせかのように、
藤代さんと下田さんが作品の前でトークを始めました。
「なんとなく」という言葉を連発する藤代さんに
なんだか親近感を感じて
僕の張り詰めていた緊張の糸は
どんどんとほぐれていきました。
ツアーに同行する僕らとの距離を縮めようとしてくれて
徐々に笑いも起こり、
僕も子供の心配を忘れ、
作品とトークに引き込まれていきました。
会場内の、下田さんの恐竜が、藤代さんの写真が、
そして谷川さんの詩が
とてもやさしかった。
そのやさしさが子供たちにも伝わったのか、
気づけばタマちゃんは僕から離れて
P君と一緒に作品の前で
いい子になって説明を聞いてくれていました。
でも、当然、恐竜の怖さもあるんです。
人間の怖さも。
それは突然やってくる。
その怖さに襲われたとき、
きっと人間はこんな顔をするんだろう、
一番上の画像がそれを物語っています。。
(続きます)
15/01/27