インターネットの中にあるのは、
全部過去の遺物です
養老孟司さんの言葉です。
この言葉に出会う前に
僕も同じことを言っていました。
マーケティングやらアナリティクスやら
何かと横文字が多いインターネット業界。
そこには、インターネットを
正当化するためのビジネスがたくさん
あるわけですから、
養老孟司さんのようなことを言われたら
たまったもんじゃない、
というのが、彼らの言い分でしょう。
数字を見ろと徹底されたので、
つっぱっていた僕にも
数字を見る目が養われましたけど、
それでも今でも、
数字なんて所詮数字だよ、
と思っています。
例えば、インターネットを利用していない、
情報のインプットが少ない
中国の奥地から、バンプオブチキンに
そつくりなバンドが登場したら
話題になるでしょう。
もしもインターネットが普及していて、
マーケッター的な視点を持った人たちだったら、
すでに似たようなことをやっている人がいると
テイストを変えるかもしれません。
数字や過去の情報をもとに
ある程度の未来が予測できる。
震災からの教訓として得た経験則なんかは
興味がわいたし、そういう視点も必要だと思うけど、
「わかる」なんてことは絶対にない。
こういうネットの情報や
使いこなしに詳しいということは
極端に言うと、
後ろ向きに全力で生きている、
ということ。
だから、未来が見えない。
不安でしょうがなくなる。
こんな時代だから、数字なんて見てたら、
ほとんどの数字がマイナスなんでしょうね。
生きていれば、寿命に対して
どんどん数字がマイナスになっていくわけだから。。
昔、音楽仲間に
「もったいないから時間を大切にな」
と言われたのを思い出しました。
信じるものを見つけたら
ひたすらやりまくれと。
勘違い上等。
数字をみない、
インターネットをみない、
を言い換えると、
「信じること」
かなと思います。
今日も来てくれてありがとうございます。自転車通勤なので、天気予報は見ますけどね。けど、この雨は止むとかいって、自分を信じることも多々あります。
16/12/02