フィールド

TVに養老孟司さんが出ると
ドキっとする。

AI(人工知能)についての番組で
プロ棋士がAIに負けた件を
「どこで戦おうとしているの?」と
バッサリ切っておられました。

オートバイと100m走を競うのと同じで
敵うわけがないという例えに
ホンマだなと思いました。

仕事でも「ルール化」や「パターン化」を
すすめてそれをシステムに落とし込もうと
することは多々あります。

システムを組むために、
それがどの程度のコストカットの見込みが
あるのかなんて調べるのも無駄なくらい
ルールとパターンを決めてしまえば
ロボットができちゃうんですよね。

それは今ですら相当なクオリティなもので
これからどんどんよくなるっていうんですから。

こんなことを続けていると
人間が必要ない社会がやってくるかもしれない。

養老孟司さんはそのことについても
言葉を残しておられます。

ロボットがやったことだろうが
人がやったことだろうが
疑うこと。

それは間違い探しとは違うと思う。
違うルール、違うパターンもあるよ、
そういう視点、
そういう学びを
こどもと一緒にやっていきたいなぁ
と感じた週末でした。

今日も来てくれてありがとうございます。そのフィールドにいては100%勝てません。これとこれとあれを組み合わせた新しいフィールドを用意すれば、あの大企業も、僕たちみたいな中小企業に興味を示してくれるんです。みたいな。

17/02/06