人間は何か信用できるものが必要

川村元気さんの「理系に学ぶ」という本で
養老孟司先生との対談があるのですが、
その中で出てきた言葉にズキュン。

「人間は何か信用できるものが必要でしょ」

終戦を経験した養老さん。
ラジオも新聞も無敵皇軍で負けるはずがない
と言っていたのに、8/15に突然の敗戦の連絡。

ガラガラポンが起きた時の心境は
言葉も何も信用できなくなって
そんなときに解剖の実験をしていて
実験がうまくいかないのは全部自分のせい、
他の意見に惑わされることなく
できるようになるまで自分で勉強しまくる
解剖学、理系にハマっていったというお話でした。

たしかに、僕もここで言葉を並べていますが、
お仕事をしているときが一番心地よいです。

うまくいったときはもちろんですが、
お仕事がうまくいかないときも
人とかかわってチームでやっているのですが、
他人のせいにせず、自分ができるようになるまで
やっているときが、一番心地よく、
やったことだけが信用できます。
そしてやったことは、人前で話すことができます。

先日、人前で話すお仕事で
半年という期間を経て卒業式がありました。

話をした僕たちに、
聴いてくださったみなさんから
メッセージ動画をいただきまして
そこに僕へのコメントもあって
うれしはずかしでした。

お仕事もそうですが、
音楽も信用できます。

最近音楽をつくったり、
弾きたいと思った曲を
ピアノやギターで弾けたときは
とてもうれしいです。

そして信用できます。
これがないと僕は、
人間はダメなんだろうな、と思います。

アイドルもいいですよね。
ファンになるのも。
恋するのも。

子供たちも、それが
間違っていたとしても、
信じられるものをみつけて
突っ走ってほしいと思います。

今日も来てくれてありがとうございます。最近体の衰え、老いるショックを感じる一方で、手仕事の大切さをすごく感じます。できなくなることが多いのがけっこうショックな日々ですが。。

22/04/21