新潟港行きの深夜バスが予約できた。
これでもしかしたら
朝一番のカーフェリーにのることができる。
というのも新潟港にバスが到着する予定時間が
朝6時10分なのに対して
始発のカーフェリーの出港時間が
朝6時なのです。
これをのがしてしまうと
次のカーフェリーの便が9時なので
新潟港で3時間空き時間ができてしまう。
新潟の友人に連絡をとり、
その3時間を楽しく過ごすための
情報もゲットしました。
けれど、僕が狙っているのは
始発のカーフェリーに乗ること。
カーフェリーとは
ジェットフォイルに比べて
移動時間が3時間かかるけど、
値段が安くて船内を楽しめる。
いかにも船に乗った感じのするものです。
夜行バスの予約がとれた時点で
僕の頭に移動手段の候補として
ジェットフォイルはありません。
夜行バスが早く着くはず。
期待を胸にバスに乗り込みます。
この夜行バスもまたくせものです。
新幹線に比べて半額ですが
時間は2倍もかかります。
加えて車内はせまくて
眠れないという友人からのアドバイス。
なんだか本当に旅っぽくなってきたなぁ。
友人の助言どおり
となりに座られた方がサラリーマンで
お酒が入っていたのか
終始僕の方によりかかってきて
まったく寝れたものではありませんでした。
寝たのか寝てないのか
もうろうとしたまま
新潟駅へ到着。
車内には終点の新潟港まで僕ひとり。
窓の外を眺める。
少し雨が降っている。
ぼくには雨上がりに見えた。
そして手元の時計は5時50分。
「まもなく終点の新潟港」
のアナウンス。
僕は念のために持ってきた傘を
車内に置いたままバスを降りた。
雨はほとんど降っていない。
(続きます)
13/05/14