安保法制の強行採決に関する話がネットなどで話題になっていますが、その中で「民主主義の基本はいかに『多数決』をしないか」という記事を見ました。民主主義の基本は『全会一致』、『多数決』はどうしても意見の取りまとめが出来ないときだけに用いるものだと。つまり、今回の採決に至るまでに『上手に議論をする』ことが出来なかった、ということが事実としてあるのかなと思います。
ちょうど、同じタイミングで僕は作品を生み出す作業に取り掛かっています。個人でやっているのではなく、会社でやっているものなので、みんなを納得させるものを創り出さなくてはいけません。その前に、僕自身、納得できるものができないといけません。といっても、ここで生み出されたものが、みんなの共感を得るだけでなく、世界中で大ヒットするようなアイデアを生み出せる可能性なんてのは、誰にもわかるはずはありません。だから『妥協点』みたいのがあるんです。広告の仕事をしていたときは、ゴールがありました。デザイン会社にその点が決まっていたり、業界的に「ああいう感じ」っていうやつです。ところが、自分がイニシアティブを持つと、果てしないんです。ないものを創ろうとするわけですから。それはフリーランスの人や一流の広告の現場でも同じなのでしょうけれど。
相手にもわかりやすい『妥協点』を創り出し、心を近づけて、議論して、創り上げる。結果がついてこないかもしれないけれど。もうちょっと頑張りたい。時間を延ばし延ばしにしちゃって迷惑をかけているけど、せめて自分に納得いくものを創り出せるようあと数日頑張るわい!
今日も来てくれてありがとうございます。多数決をしたら納得!って形にしたいなぁ。
15/09/25
