美容室プレイ

家の中に閉じこもっていた三連休の最後に美容室へ行ってきました。今の僕にとって世の中とつながる大切な場所。たかが髪を切るだけなのに大袈裟だけど、出会いもあるし会話もできる。ものづくりの思考のときって、そういうことに敏感になれる気がする。自分の中での問答が多くなるからかな。
このところ2回連続で通っていたお気に入りの美容室があったのだけど、今回は三連休ずっと家の中にいたということもあったので、新しい出会いを求めてインターネットで吉祥寺の美容室を探しました。こういうとき僕の一番の決め手は、お店のサムネイル画像です。メンズのモデルさんの雰囲気が僕とあうかどうかを想像します。次にスタイリストさん、スタッフさんをチェックします。その中にくせ毛っぽい人がいたら、間違いないです。僕の悩みをわかってるだろうなーって。けれど、これで安心はできません。インターネットの情報通りではないかもしれないし、スタイリストさんも誰に当たるかわかりません。予定調和と不協和音、半々くらいでまず電話します。ネット予約なんてしません。絶対に電話。ここできちんと、「(このお店の利用は)はじめてです」ということと、「美容室不慣れです感」を演出します。そうすることで、予定表では空いていないハズのスケジュールに潜り込ませてもらうことができることもあります。今回は狙い通りの予約ができましたが、電話に出られたスタッフの方が帰国子女的な雰囲気だったので、少し戸惑いました。そういうお店かと。テラスハウスのネタでも話そうか、なんて話のネタを少し考えながら、お店へ向かいました。
吉祥寺はホームタウンです。10年近く働きましたから。電話では素人感を出しながら、お店への足取りの軽さはなぎら健壱級です。僕も歳も重ねてきました。こんなところに美容室ができたのか、と謎の上から目線でエレベーターでビルの8Fにあるお店へ。店内は広くて、白を基調としたシャビーシックな感じ。「いらっしゃいませ、お名前は」と訊ねてきたスタッフさん。パッと見た感じ、スタッフ全員がシシドカフカと、エグザイルに見えました。オシャレだ。若めのオシャレだ。けれど、僕はマイペースを保つためのアイテムとして持参した、キョンキョンのエッセイ本をすかさず開きます。目が大きい僕は、少しでも周りが気になってしまったらアウト。ギョロギョロ見てんじゃねぇよ!と自分で突っ込みたくなるので、必死で活字を追いかけます。「お待たせしました、担当の○○です」。エグザイルきたー!
こうして、僕の三連休の最終日のイベントは始まりました。出身地や通勤の話、事故の話、三連休の話、読んでる本の話、いろんなお話しをして、結果楽しい時間を過ごせました。ステキな店員さんたちでしたし、さすがスタイリストさんといった腕前でしたし。機会があれば、また行ってみたいお店になりました。
今日も来てくれてありがとうございます。美容室プレイは楽しいです。もっともっと書きたいですけど、長くなるのでやめておきます。間をもっとコンパクトに書けるようになりたいな。

16/07/19