面接官プレイ

上京したばかりの頃に、渋谷の宇田川町のど真ん中にミラクルというお店があり、僕はそこでアルバイトをしていました。大衆カラオケスナック?みたいなちょっぴり変わったお店だったのですが、新潟出身の社長が道楽で始めたお店でした。そこで僕は、アルバイトなのに「営業推進部長」という肩書をいただき、19歳なのに面接をしたりしていました。吉祥寺の会社でも面接をして、今の会社でも面接を担当することになりました。昔は、面接に対して、いろんな人に出会える場として、様々な「イズム」に出会えることを楽しみにしていたのですが、最近、視点が変わったように思います。「組織」の視点で見てしまうんです。きっと、採用に関するマニュアルみたいのがたくさん出て、受ける側も採用する側もその辺の意識が変わってきたのだと思うのだけれど、「経営」をみんなが意識すると、その組織は強いなと最近よく感じます。これもデザインだと思っていて、みんなが会社で働く理想の姿を視覚的、具体的に見せてあげて、導く。そういうイメージを発信する。共感した人たちが応募してくる。ミラクルが起こる。組織プレイ、面接官プレイでございます。
今日も来てくれてありがとうございます。36歳にして、初めてドラッカーの存在に触れて、大変共感しております。しびれています。

16/04/22