ラッキーじゃん、おれ

「うちの子がこの春から中学校に入学するんだけど、怖い先輩に目をつけられないように、けいちゃんの方でも見てやってくんねぇかい」近所のおばあちゃんに孫が中学校へ入学するとき(僕は高校へ進学するときだった)に言われたその言葉を、僕は今でも覚えています。いったい、どんなに怖い中学校なんだろう、、とその時も思ったのを覚えてる。けど、僕も中学校入学のときは、それに似た不安を抱えていたと思う。ものすごくネガティブな思い込みをすることは、きっと誰にでもあるのではないかと思います。そして、それが「やっぱり思っていた通りのひどい世界だ」と思うことは、そんなにない。それくらいネガティブな思い込みは、悪い方へ振れすぎることが多い印象があります。「思ってたんとちがう」と安心することの方が、個人的には多く経験してきました。すると、思い込みよりもマシな世界が目の前に広がったときの、あの安堵感といったら。「ラッキーじゃん、おれ」みたいな、ポジティブマインドが生まれてくるじゃありませんか。「やっぱ、おれ、神の子じゃん」みたいな自信までついてきます。ジョン・レノンの「イマジン」って曲があるじゃないですか。「想像してごらん」ってフレーズ。あれを、悪い方へ悪い方へ。痛いニュースで見たような、バッドエンドな映画で見たような、想像をしてごらん。そしたら、ほら、目の前の状況がマシに見えてきませんか?
今日も来てくれてありがとうございます。都合のいい想像は、夢の中ですませてしまいましょう。叶ったらラッキーじゃん。

16/02/13