善意のかたまり

「ラジオは善意のかたまり」そう言ったのは、2003年のラジオ番組に糸井重里さんをゲストに招いた伊集院光さんです。そう言わせたのは糸井さんです。ほぼ日をはじめて数年たって、「インターネットを通じてわかったこと」として、「みんなが意見をもっているということ」と「他人は意外といいやつじゃないかということ」をあげられたんです。それに対して、伊集院さんが「インターネットって他人はいいやつだと思わないことの方が多い」と返したんです。すると糸井さんが「結婚式とうんこの話」を出して、式場のスタッフさんから新郎新婦まで、最後の最後までステキだった結婚式が、たった一人がほんの一瞬ケーキの上にうんこをしたら、その結婚式は「うんこの結婚式」になってしまう。だから、インターネットの世界には善意の方が多いと実感していると、仰ったんです。それを聞いた伊集院さんが「わかる!」と言って、「ラジオは善意のかたまり」の名台詞を投下したんです。ハガキを自分で買って、面白い事を思いついたことを書いて送って、パーソナリティーがしゃべって、どれだけ善意なんだって(笑。ラジオっ子であり、もろにインターネットを使った仕事をしているので、めちゃくちゃ共感できたラジオ番組でした。10年以上も昔の話だけど。。いや、今もそうでしょ。もちろん、悪意も存在するのは前提だけど。
今日も来てくれてありがとうございます。ラジオもね、インターネットもね、あなたとつながれるのね。あなたの意見が聞きたいのです。僕は、友達にも、子供にも、ブログを勧めます。「善意」って言葉が好きになりました。

16/02/06