昨年に続き、クリス智子さんと小山薫堂さんがパーソナリティーを務めるラジオ番組を聞きながら、成人の日を過ごしました。今年も幻冬舎の代表の見城徹さんと作詞家の秋元康さんがゲストで登場して、「学ぶ楽しみ」をテーマに、成人に向けてしびれるようなメッセージを放されていて、完全に聞き入ってしまいました。秋元康さんが放送作家をやられていた頃、収録を終えた竹内まりやさんを秋元康さんが車で送った先が、結婚前の山下達郎さんの家だったというエピソードを持ち出して、「当時はことの重大さがわからなかった」と仰っていました。これには、もうすぐ2回目の成人を迎える僕にもズキュンときました。職場の若い子がもしかしたら、10年後、20年後にとんでもない有名人になっているかもしれない。僕だってそう。だけど、今、ことのとき、何かが起きているか気づきにくい、『わからない』状態なんです。SNSのいいね!などで可視化されて、わかりやすくなっているように目に映る現代も、どんなにマーケティングがお上手な人だったとしても、1年後、明日のことすらわからないはずなんです。同じくゲストで登場していた女優の菊川怜さんが、「わからない」を楽しむことで勉強が楽しめたと仰っていました。結局のところ、「学ぶ楽しみ」とは「わからない」を楽しめることなんだと、おっちゃんは思いました。
今日も来てくれてありがとうございます。成人の日に神田明神にて初詣。唯一「わかる」存在の神様にお参りに行ってきました。「祈り」って「わからない」を楽しむための一つの方法だと思います。
16/01/12