わかるもの、わからないもの

帰省のための新幹線の中で養老孟司さんのバカの壁を読みました。わかる、わからない、の話。うまくいっているものをコピペすればいいとは、安易な考えだけど、とりあえずやってみなければわからない。わからないものをわかるようにするために、どんどん試す場所としてインターネットは便利です。上書き、アップデートを特徴にもつインターネットは、わからない世の中と相性がよいのかもしれません。
一方で、日々わからないものと向き合っていると、わかるものにすがりたくなる気持ちはわからなくありません。宗教には手を出しませんけど、自分が生まれた故郷や家族に触れることは、なんだか心が安らぎます。そして、再びわからないものに向き合うときに、新鮮な視点をもたらしてくれる。わかるものに触れることは、そんな作用があるように思います。
今日も来てくれてありがとうございます。正月は、わかるものにたっぷり触れようと思います。

15/12/30