1時間

こどもに時間のことを教えていたときは、1時間という単位がどんなものなのかなんて考えもしなかった。けど、いつもより1時間遅く家を出るだけで、世界はこんなにも違うものかと思い知らされます。車の量も、歩く人の姿もまるで違う。出勤時間の1時間をもう少し組み替えることができれば、世界はものすごく大きく変わるかもしれない、そんなことを思いながら余裕の遅刻モードで自転車をこぐ。今度は帰宅の時間。いつもより1時間早く帰れば、家族みんなで夕ご飯を食べることができる。これもまた、たった1時間で、大きく世界が変わる。こどもたちにとって、家族そろってのご飯が特別なものになってしまっては困る、という古い考え方を持つ僕でござる。できる限り、家族一緒の時間はつくりたい。そう考えると、「1時間」という単位はとても尊い。永遠と1/24なわけなので、積み重ねればとても大きい。あと1時間早く寝るだけで、明日がまったく違うものになるかもしれない。そう思って、寝ることにします。
今日も来てくれてありがとうございます。そして1時間早く出社して、今日は早く帰ろう。こどもたちと約束しているでござるよ。

15/11/06