ため息は、頷くこと

僕はよく、ため息をつきます。意図的でなく、出ちゃいます。逆にため息をつかれたことも同じくらい多くあります。そんな僕にとって、「ため息」はそんなに悪いイメージのものではありません。僕がため息をつくときは、嫌々ながらもやっているときで、僕が相手にため息をつかせるときは、僕がわがままを通したときだからです。いずれも、難航した交渉が動き出すときに許可がおりる「サイン」のようなものだと僕は思っています。人間の行動でいうと、「頷く」ことでしょうか。僕は頷かれることに救われます。わがままを通すチャンスだと思います。せっかくのこのチャンスを肯定的にとらえなくてどうする、と思います。だから、普段あまりため息をつかない人、つかせない人は、ため息にびびらないでください。生きている証拠だと思います。そして、なるべく多く、大切だと思う相手に対して、頷いてあげたいと思うんです。
今日も来てくれてありがとうございます。ため息のない世界は、ちょっとの間は居心地よいかもしれないけれど、気持ち悪い。だって、私は私だし、あなたはあなただもの。

15/10/20