図書館に通ったり、毎日文章を書いたり、今では随分と「ことば」を身近に感じるようになりました。こうなったのには当然きっかけがあります。以前から広告の仕事をしていたので、もともとことばには触れていたのですが、5年ほど前に一緒にお仕事をしていた仲間のことばへの想いを目の当たりにして、僕の中でのことばへの接し方が変わりました。彼女たちは「本当はこう書きたいのに」と、苦しんでいたんです。その姿をみて、ことばって音みたいだなって思ったんです。文章にすると音楽になる。音と同様にことばもエクスペリエンスからアウトプットされるものなんだと感じたんです。
彼女たちにどんな本を読んできたのか訊きました。すると、本を紹介してくれて本を読むきっかけを与えてくれたり、「ほぼ日」を紹介してくれて、ことばと向き合っている糸井重里さんの存在を知りました。
こうして僕は音とつきあっていたように「ことば」と付き合いはじめ、体験から作り出されるものづくりができる環境をもとめ、おはよう学級をはじめて、今の職場につくことができました。大衆操作を狙ったようなことばでなく、素直な自分のことばを発信できる環境づくり。
これほどまで僕に影響を与えてくれた仲間たちと今日、5年ぶりに集まります。まだきちんとお礼もできてなかったっけ。ちゃんと言葉で返せるかな。ドキドキするけど楽しみです。
今日も来てくれてありがとうございます。鼻歌のような言葉が好きです。
15/09/12