届かない

僕が中学生のころは
部活に夢中だったけれど、
高校生になってから、
両親をすごく悲しませるようなことを
してしまいました。

きちんとそのことを謝ることもできないまま
僕は学校を卒業して上京し、
大人になり、結婚して
孫をだっこしてもらい、家をたてて、
オカンの誕生日プレゼントを探しに
代官山や渋谷を仕事終わりに
ウロウロするような人間に
なることができました。

プレゼントを探すときになって、
俺ってオカンのこと、
なーんもわかってないなー、
って半分へこみながら、
手帖売り場を1時間くらいウロウロして、
LOFTの店員さんにはすごい
怪しまれただろうな。。

そんな僕なんかが、
こどもに説教たれるなんて、
まったくおかしな話なんだけれど、
昨日は説教しました、ピー君に。

思春期・反抗期真っ只中の
中学一年生。

僕の子供なので、
大変そうだな、、、と想像しながら、
高校生だった僕を追いかけて来てくれた
オカンのことを思い出して、
僕は胸が苦しくなるのと同時に、
中学生一年生の息子にどう接するべきなのか、
すごく、すごく考えさせられました。

あのとき、僕は
それでも、とまらなかった。
あの時の両親の心情を僕は今、
ようやく少しだけ
わかるような気持ちになったのだと
思います。

こんなときばかり父親ヅラしないで、
僕は「ケイクン」として接すればいいのかな。

多様化 なんていうけれど、
新春期の子供が一番、
多様の極みすぎる。。

対応の仕方を
無い知恵絞って考える。

今日も来てくれてありがとうございます。盲目だった僕にも届く言葉があったとすれば、僕の場合は音楽だったな。

20/09/17