推し活で「聖地巡礼」があるが
ここはまさに聖地だ。
口コミサイトやらいろいろと
見ていたけれど、
「庶民的な」と書かれていたが
ちょっと高級感というか、
老舗感と聖地感ハンパないんですけど。
遅い時間だったからか
店内は混んでいなくて
一等地へ案内してもらった感ある席へ。
お目当てはもう決まっていたが、
一応メニューを見る。
どれも美味しそう。
だが、僕はもう
「京風たぬきうどん」しかない!!
満を持して注文を頼もうとしたら、
僕の目の前にベルがあるではないか。
「ちーん!」
「はーい」
「京風たぬきください!」
気負い過ぎて「うどん」を言い忘れてしまった。
「そばとうどんがありますけど?」
最初にそばを言われて、
ちょっとクラっと来たが、
「うどんで」と答えると
「餡みたいのがのってる感じですけど」
と聞かれてるので
心の中で「知ってます」と言い
「はい、お願いします」と注文を通しました。
そしてそんなに待たずにやってきた!
みうらじゅんさんの大好物
京風たぬきうどん!!!
これだよ!これ!!!
麺がみえないくらい熱々の
餡がかかったようなスープが
美味しそう!!!
麺は細目の麺で食べやすく
ネギもいいし、しょうがもいい!!
お腹に、身体にやさしい!!!
そしてたぬき!!!
お店でたぬきうどん頼んだの
生まれて初めてかもと思いながら、
お店でたべるたぬきさんの美味しさといったら。
味わいながらあっという間に食べ終わり、
しばし孤独のグルメモードで
興奮を抑える。
すると、子連れのお母さんとおばあちゃんが
入店してきて席に座り、
注文を呼ぶ際に「すいませーん」と
声をかけました。
あれ。
「ちーん」はしないの?
そういえば、さっきから
注文している人たちから
「ちーん」が聞こえなかったかも!?
と、まわりを見渡すと
僕の席の近くにしかベルがない!!
ていうか、僕の座っている一等地と
思われる席はめちゃくちゃ
入口に近いところだから
お会計とか来店用のベルやったの
ないんかーい!!!
と一人で半笑いして、
さすが、聖地、モッテルな、
と自分に言い聞かせて
いったん落ち着くことに。
たしかに店内は庶民的な雰囲気、
と思いきや、奥の方にも
席があるやないかい!
きっとトイレも奥の方だな、と察知し
「お手洗いは?」と今度は
ベルを鳴らさずに店員さんにきくと
「奥の方です」と言われ
「ほうらみろ」となんだかよくわからない
プレイ状態でトイレへ。
トイレからの景色も、
みうらじゅんさんはきっと
お気に入りだったんだろうな。
用を済ませ、
とてつもない達成感。
束の間のヘブン。
お会計へ。
サインを探したけど、
みうらさんは書かないだろうな。
最高の美味しさでした。
これは東京では味わえないな。
今度は家族できて奥の席で
そばも食べてみたい。
こうして、お腹と心が満たされた状態で
お仕事へ向かいました。
京都の夕ご飯バージョンもあるので、
また、つづきます。
今日も来てくれてありがとうございます。京都ロス、大阪もよかったし、関西に長期滞在したい。
23/06/14