黙る

超特急で仕事を終え、
18時前に再び京都の街へ!

みうらじゅんさんが
生まれた育った京都。

オシャレで品のあるお店も
たくさん目にしたけれど、
仏教の空気を感じる街。

大阪や東京のにぎわいとは違う
「黙りたくなる」街。

それを感じることができるのが
今回の夕ご飯の目的地「河原町」。

鴨川の近くで、京都らしい佇まいの
お店が軒を連ねる憧れの場所でした。

どこを切り取っても絵になり、
ストーリーを感じさせられる。

だから、ただただカメラを向ける。
そこにある、存在することを愛でる。

夕ご飯は「河原町」とだけ決めていた。
あとは成り行きのまま。
導かれるまま。

余計な情報なんていらない。
そこで感じる空気、
裸の自分を信じて。

と、格好つけるのはこれくらいにして、
若い外人の男性がひとり、
僕が足をとめた建物の中に
そうっと入っていきました。

僕は外人が入ってから少しだけ
お店の入り口の前で、
「茶香房」とはどんなお店なのか?
どんなメニューがあるのかを確認して
あとを追うように店内へ。

店内はちょうど我が家の二階くらいの広さで
6~8人くらい座れるカウンター席が中心で、
隅に座敷席が少し。

大将はおじいちゃん、
奥におばあちゃん。

店内は静かでレトロな雰囲気でセンスがよく、
有名人のサインもいくつかありました。

先に入った外人さんの隣に座り、
話しかけようと思ったけれど、
静かな空気がとても心地よかったので、
目があったけどしゃべりかけず、
店内を見まわし、メニューを見ていました。

すると大将が「どちらかな?」と
聞いてきて、それが僕には
「どちらから?」に聞こえて
「いや、僕は日本人です、、」と
答えると、大将が笑って
「お食事と甘い物どちらかな?」と
もう一度聞いてくれて、
そうか、入り口に「茶香房」と
書かれていたなと赤面し、
「お食事です!」と答えました。

カウンターの奥の方には
聴こえる会話から、
広告代理店のお偉いさんらしい二人が
お酒を飲んでいたので、
ビールくらい頼もうかなと思ったけれど、
カウンターの上に並んでいる
京野菜とお茶の雰囲気が、
僕のアルコール欲を消しさりました。

となりで小声で「amazing」を
連発している外人さんとたまに目があいながら
京都の家庭料理をおいしくいただきました。

お酒いらんわ!!!
めっちゃ味と雰囲気に酔いしれた!!!

「今度は甘い物食べにきます」
とごちそうさまを伝えてお店をあとに。

京都の街はより賑やかに、
けれど、どこか静かに。

昼は地下鉄を使ったので、
夜は市バスで京都駅へ。

京都は地図で見るより
歩くと意外に距離がある。

さいならっきょうと。

みうらじゅんさんを、
京都を感じることができた
京都てくてくはんなり散歩でした。

おしまい。

今日も来てくれてありがとうございます。今度はゆっくりと、家族や友達と京都を楽しんでみたいな。そして今日はタマちゃんの誕生日なのだ!!!

23/06/15