もうすぐあの日から一年になります。
NHKスペシャルで震災地の今を特集した番組を見ました。
旦那さんと離婚して子供と両親の四人暮らしをしていた
僕と同じくらいの歳の女性のお話。
四歳の子供とお母さんを震災で亡くし、
お父さんと二人暮らしで過ごした一年。
遺体が見つからない中で、ほとんど会話のない親子二人で迎えたお正月に
お母さんの遺体が見つかり、子供だけが帰ってこない。
そんな中その女性は子供のもとへ行こうと何度も考えたそうです。
そしてお父さんもそれを察していたそうです。
それでも乗り越えて、
もうすぐ一年という今、
お父さんが娘であるその女性に
重い口を開いてたしかこんなことを言ったんです。
「今日まで生きてくれてありがとう」
「幸せになってくれ」
僕は、この言葉を聞いて、ちょっと救われた気持ちになりました。
僕は震災以降、全然リアルじゃなく、違和感を持ち続けてきました。
こうやっておはよう学級をやることも、
現地に足を運ばないことも。
けど、全然違うんだけど、
同じ気持ちを、
僕はPちゃんと嫁ハンの誕生日に抱いたんです。
歳をとる。
苦しいことを比べるのでなくて、
前を向く気持ちで繋がれたい。
やっぱり三月は好きです。
おはよう学級を続けていこうと思います。
(続きます)
12/03/09