2011年1月―。
今年は何か起こるぞ、いや、起こすぞ。
そんなことを願っていた矢先、
希望溢れるスタートをきった男がいました。
小澤俊雄さん。当時31歳。
プロボクサー。
三十路でプロボクサーになって半年、
ついに迎えたデビュー戦。
相手は応援団もいるような若手の選手。
迎えるこちらはもうすぐ中間管理職になろうかという年齢の輩が
仕事を早退して集まった仲間たち10名ほど。
しかも後楽園ホールの空気にびっくりした我ら応援団は
観客席の奥の方から応援。
結果は4R判定勝ち。
大企業に働きながらも時間を見つけては通っていたジムで
10年越しで手に入れた晴れ舞台。
三十路を超えたプロボクサーが手にした勝利は
ぼくたちにもう一度夢をみることの大切さと、
勇気と感動を与えてくれたのです。
それだけでない、
小澤俊雄さんの面白い逸話の数々。
是非ともおはよう学級で紹介させて欲しいという強い願いのもと
ついに今回の対談が実現しました。
どうぞ、お楽しみに。
(photo by 宗村亜登武)
(ファイトは続きます)
11/10/18