「台風がくるけど大丈夫?」
僕はこの言葉を何度も言われたことがあります。
台風がくる季節によくキャンプを企画していたからです。
心配のあまり必死になって止めてくれる人もたのですが、
天気予報はそうかもしれないけど
僕は「大丈夫」と一蹴。
見事に晴れて屋外イベントを成功させてきました。
運がよかったとしか言えませんが、
今でも記憶に深く残る思い出となっています。
心配してくれる友人たちを煙たがることはしませんでしたが、
楽しもうという気持ちがそれを上回っていたのだと思います。
聞く耳がもてないくらい夢中、
馬鹿だったんでしょうね。
でも、まぁ
そんな体験があるものだから、
イベントに水を差すようなこと、
空気を読まずに自分の意見を言うことはあまりよくない、
いつしかそんな風に考えるようになっていたんです。
あれからどのくらい経ったのでしょう。
今でもその考え方は持っています。
ですが、台風が向かっている先日の海キャンプで
僕は友人たちにこう伝えたのです。
「大丈夫じゃない」
ん!?
沈んでいく美しい夕日。
だんだん暗くなり、高まる荒波。
もしかして、、
なれた?
友人は何度か携帯の天気予報で確認する
「朝まで大丈夫だと思うよ」
けど、僕はひっこまず水を差す
「大丈夫じゃない」
これは、あれだ、完全に
なれたんだ
おせっかいババアに。
僕の意見が通り、
急遽宿を手配して、
途中から宿へ移ったのです。
僕はすごーーーく
そのときの空気を敏感に感じた。
みんなのテンションが低くなるのか。
「せっかく」
という気持ちに包まれていないか。
けれど、友人たちは
楽しんでるように僕の目に映った。
僕はこの揺れる気持ちを振り切るためにも
ビールを飲んだ。
楽しむんだという言葉と一緒に飲み込んだ。
おせっかいババアって
忙しいんだな。
そう思いながら
ピーナッツソフトが食べたいという
嫁ハンについていったのでした。
(おせっかいは続きます)
13/09/17