~教えてあげる~

 

僕は性格がアレなので、
そんなにしょっちゅうするわけではありませんが、
好きな場所だったり、
気分がノッテルときは
ぜひともアレです。

教えてあげる癖があります。

気分がノルくらいですから、
それはうれしい知らせです。
ぜったいにHAPPYなやつでしょう。
超個人的なものほどよいと思います。

例えば、
超基本的ですが、
誕生日を教えてあげましょう。

相手が好きな人だったり、
好きな空間だったり、
自分の気分がノッテいないとダメですけど。

自分のことだと恥ずかしいという場合は
子供を使ってみるのもよいでしょう。

「うちの子、今日誕生日なんです」

教えてあげたいのはこれなんですけど、
相手によっては、いきなりこんなこと言われても、
と、戸惑ってしまうはず。

接客が上手な店員さんだったら
「あら、そうなんですね、おめでとうございます~ぅ」
とサラッと返されてしまいそうです。

そんな感じの店員には教えてあげませんよ~
そして、好きな相手にそんな会話で終了させてしまうのは
実にもったいない。
こちらの見せ損になってしまう。

というわけで、
答えというか、
先日僕が好きなchahatというお店で
仲良くなりたいなと思った店員さんにこんな風にアプローチしたんです。

chahatズシのお店のわきにある駐車場には
石に混じって陶器の砕けた小さなかけらがたくさん落ちてるんです。
角が丸くなっていて色がカラフルでかわいいんです。

こどもたちがそれを集めたいというので
店員さんに訊ねさせたんです。

そしたら、お店番をしていた小さなお子さんと一緒に
見事に外に出てきてくれて少しお話することができました。

なんとか「うちの子誕生日なんです」を
自然な形で教えてあげたい。

そのチャンスを待っていたら、
こどもが陶器のかけらをもって帰りたいと訊ねたんです。
店員さんは快く承諾してくれたのですが、
僕はすかさずこう答えたんです。

「全部はダメだから、歳の数だけだよ」

「タマちゃんは今日で何歳になったの?」

そしたら店員さんはこう答えるわけです。

「今日誕生日なの?」
「おめでとう!」

これができれば、バッチリです。
下手にでたおせっかい野郎ではなくて、
ちょっと上級なおせっかいババアのできあがりです。

お店での店員さんとのやりとりでしたけど、
これはいろんな場面で使えます。
きっと初めて会う人の印象に残ることでしょう。

それだけではありません。
自分じゃない、大切な人に
「今日はあなたの誕生日ですね」と教えてあげることは
とてもその人にとってうれしいことのようです。

自分が言われたらと、考えてみてもそうでしょう。
タマちゃんのうれしそうな顔ったら。
本当にずーーーっといい顔してたなぁ。

というわけで、
おせっかいは人をHAPPYにさせるものだということが
今回身をもってわかりました。

ぜひ自分の誕生日を、
自分の大切な人の誕生日を
相手に上手に教えてあげましょう。

(おせっかいは続きます)

14/06/17