~ライパチくん~

 

先日、勤めている会社で
今期のキックオフミーティングがありました。
そこで僕はこんな目標を掲げました。

   「史上最強のライパチくんになる」

一応僕なりに何日か考えたんですよ。。

   読売ジャイアンツでライトで8番を務める
   そんな人間になりたい

ということなのですが。。

僕、中学生まで野球をやっていまして、
中学生のときはまさに守備がライトで打順が8番だったんです。
そういう人のことを
「ライパチ」って言ってたんです。

あまり良い意味ではなかったですよ、昔は。
9番バッターは1番バッターへ繋ぐ大切な打順。
つまり8番バッターって
一番弱小な選手が選ばれるケースが多かったんです。

ちなみにライトっていうポジション。
これもまた、日本人は右利きが多いので
通常強力なバッターというのは
利き手と反対方向に打球を力強く飛ばせるので
レフトには強肩の野手が配置されるわけです。
タッチアップに備えてとかね。
そしてセンターは右へ左へと一番移動距離が広いので
俊足の選手が配置されることが多いのです。
っと消去法で残るのがライトというポジション。
つまりそういうポジションだったんです。

これが巨人軍になると話は別です。
それぞれ高校野球では4番バッターだった選手たちが
ズラリと並ぶわけです。
その中で8番を任される。
そしてライト。

今のジャイアンツは若返りを図っているけど
ちょっと前まではこのライパチのポジションの行方を
追いかけるのが好きでした。

要求されるのは「繋ぐ」ことですから。

この「繋ぐ」は上位打線での
1番バッターが出塁して
2番バッターがバントで2塁へ送って
3番へ繋ぐという「繋ぐ」とは大きく意味が違います。

8番バッターが繋ぐことは
チーム全体の底上げにもなるし、
チームを一番変える力が潜在すると
僕は分析しています。(一丁前に)

「8番、イチロー」
そうアナウンスされたら
どんなに相手チームが嫌なことか。

「8番、新庄」
そうアナウンスされたら
どんなにチームが盛り上がることか。

きっと華やかなスター選手は
8番を打つことはないでしょう。
けれど、恐れられる、愛される8番バッター
というのは存在すると思うんです。

それになりたい。

こんな心境になるのは30代という
不思議な年代のせいなのか。

世の中を人の年齢に例えるなら
現代は30代なのかもしれません。

4番バッターやエース、
スター選手は出てきているけど、
最強の8番バッターは出現しない。

なんだろう、すごく抽象的だけど、
そこのサラリーマン!

きっと、そのうしろ姿って
共感の持てる、
リーダー性のある、
楽しくて、
かっこよくて
かっこわるい、
そんなポジションだと思うんですよね。

そんなお尻に憧れるなぁ。

(続きます)

13/04/22