~ずっと好きだったんだぜ♪~

 

街が皆既月食で盛り上がる中、
僕は自転車で青山に向かっていました。

ほぼ日のお店、TOBICHIで開催されている
小さいことば堂に
著者である糸井重里さんが
ほぼ毎日ふらっと立ち寄っていると
情報をGETしたからです。

しかもTOBICHIは広くない場所なので
すごく近くで本人と触れ合うことができる
絶好のチャンスでした。

糸井重里さんを本格的に知ったのは
4年前、ちょうどおはよう学級をはじめた年でした。

ものすごい頻度でほぼ日にアクセスして、
図書館で糸井さんの本を片っ端から読み漁り
youtubeで若かりし頃の糸井さんの言動を追いかけて、、。

かつてこれほどまでに
夢中にさせられた人はいませんでした。

何にそんなに憧れたかって
言い出したらきりがないですが、
最初に強く印象に残ったのは
「聞き上手」なイメージでした。

だから、本人を目の前にしたら、
こちらが何も喋らずとも
聞きとることができる、
見透かされてしまう、
そんな恐怖もありました。

でも、今宵は皆既月食。

今の自分はとっても中途半端な状態だけれど、
こんなチャンスはそう滅多にない。
せめて挨拶だけでも。

いつもと違うお月様の明かりに照らされて
まるで映画E.T.の自転車で空飛ぶシーンのように
僕は自転車をキコキコするのでした。

(続きます)

14/10/12