~気持ちから選ぶ花~

 

「花言葉でごめんなさいっていうお花ありますか?」

よくいく近所のサミットの中にある
お花屋さんの店員さんにそう尋ねました。

店員さんは少し笑って
とまどったようにも見えたし、
うれしそうにも見えました。

「ごめんなさい」というのは
日本独特の文化なので
通常は「ありがとう」が花言葉としては多いらしいので、
店員さんが調べてくれました。

季節的にもなかなか見つからず、
紹介されたのがお花でなくて葉っぱでした。

「ヤツデ」という葉っぱ。

あ、なんか顔が隠れそうな大きさ。

そう思った僕はヤツデを買うことにしました。
最近嫁ハンに迷惑をかけてばかりだったので
お花でそれを伝えたいと思ったからです。

店員さんに
「リボンおつけしますか?」
と聞かれ、恥ずかしくなったけど、
「すぐに飾るから大丈夫です」
と応えてから感謝を伝えました。

何があったんだろう?って
思っただろうなぁ。

でも、僕が店員さんだったら
こういうお客が来たらうれしいかも。

気持ちからお花を選ぶって
お店の人ともお話できるし、
お花のことを知れるし、
いいなぁって思いました。

家に戻って花を飾って改めて、
嫁ハン、ごめんなさい。

(続きます)

14/07/07