「ライラックの花とゆうか枝買ってルンルン」
嫁ハンからいきなりそんなメールが来ました。
僕なんかは感情が顔や態度にすぐに表れるので
よく言えばわかりやすいですが、
嫁ハンから感情を感じ取るのは少し難しいです。
例えば僕の場合ドーナツ盤の何枚ものレコードの中でも
とびきり好きな曲というものがあります。
そのレコードに針を落としながらお酒を飲むときは
だれもが一目でわかるルンルン♪状態になります。
それと同じように大好きな花の中からも
とくに嫁ハンが好きなお花があるんです。
僕はこれまでの反応を見る限り
ミモザだと思ったのですが、
こうやって文字としてルンルン♪であることを
知らされるのはうれしかったですし、
インパクトがありました。
ライラック。
別名「リラ」。
英語のLilacを、
フランス語では 「Lilas」と呼ぶことから。
シャンソンの曲でもありますが、
フランスで「リラの咲く頃」とは、
「最高の季節」のことを指すそうです。
花びらはふつう4枚ですが、
まれに5枚のものがあり、
それを見つけると幸せになれるという
言い伝えまであるそうです。
しかも、花言葉にまつわるお話も魅力的です。
ライラックの花言葉は、色によって違いますが
それはイギリスの伝説がきっかけになっています。
ある英国貴族が、田舎の村に出かけたところ、
そこで村娘と恋に落ち、結婚の約束をしたんです。
けれども、村を離れた貴族は
華やかな都会の貴族の娘に心変わりしてしまい・・・
村娘は傷心のあまり、自ら死を選びます。
村娘の友人たちは、娘の墓に
薄紫色のライラックの花を供えました。
けれども、翌日には
真っ白な花に変わっていたということ。
その白いライラックは、今でも村の教会の墓地に
咲き続けているといわれています。
この伝説から、
紫の花言葉は「初恋」「愛の芽生え」
白の花言葉は、「美しい契り」「思い出」
が生まれたといわれているそうです。
「初恋」「愛の芽生え」は成就しないで、
「美しい契り」は「思い出」に変わる・・・
なんだかあの言葉を思い出してしまいます。
「forever is not so long」
おはよう学級的なお花なのねん。
永遠ってそんなに長くないから、
想いはきちんと伝えたほうがいい。
そんなことを改めて感じさせてくれた
ステキなお花ライラック。
相手の好きなものに触れるって
これがまたいいものですね。
こっちもルンルン♪になってきます。
(続きます)
14/05/17