東京で友人たちに開いてもらった結婚パーティーでいただいた母親からの手紙です。
圭は今、素晴らしい人と巡り合い、大勢の友達に祝福され
きっとにこにこ幸せに微笑んでいることでしょう。
その笑顔が十日町にいても目に見えるようです。
圭は私たち夫婦の最初の子供として生まれてきてくれました。
親はもちろん、おじいちゃんおばあちゃん、親戚の人たちに祝福され愛されてきました。
赤ちゃんをだっこしている人がすることは
赤ちゃんをあやし、話しかけ、
赤ちゃんがにっこり笑うと最高に幸せになります。
この笑顔がみたくて何度も何度もあやします。
親は子供のこの笑顔さえ見れれば幸せだと
子供が成長するにつれ
「ああなってほしい」「こうなってほしい」
「ああしてほしくない」「こうしてほしくない」
と欲張りになってしまい大変わがままな人種です。
子供のためを思ってしたことが
結局は親のエゴだったのかなと反省することしきりです。
ただ、今、ニコニコ微笑む圭を見て
もう笑顔の他に何も望むものはないのだと実感しています。
手紙の冒頭に書かれたこの文章は一生忘れたくない大切な言葉です。
言葉というより、母親の率直な僕への気持です。
ずいぶんと迷惑をかけた母親の手紙を
みんながいることすら忘れて大泣きしながら
頭を下げて聞いていました。
けど、実際自分が子育てをしていく中で、
毎日の中で、その言葉、気持ちを見失ってしまっていたように思えます。
それを再び思い返させてくれた、
今年最後にとっても心に残る本に出会いました。
「また、必ず会おう」と誰もが言った。」
喜多川泰
これは僕の苦手な小説?になるのかな?
なのに今まで読んだ本の中で一番面白かったです。
今年最後の心おどるヒット賞は
「あなたにとって居心地のいい場所は、まわりの人があなたに何をしてくれるかによってじゃなくて、
あなたがまわりの人のために何をするかによって決まるの。」
でした。
僕にはこのお正月できることがある。
やらねばいかぬことがある。
そう思って、食器の後片付けをはじめました。
今さらかよ。って、
今さらながらはじめたいと思います。
そして新しい年は新しい自分を楽しめるように
どんどんといいものを取り入れていきたいと思います。
今年一年、ご愛読いただきましてありがとうございました。
そしてたくさんの本たち、これからもよろしくお願いします。
(続きます)
11/12/31