~逢う~

 

年に一度逢うか逢わないかの友人と
年に一度逢ったときの会話です。

僕 : こうやって年に一度でも逢うと逢わないとじゃ
    全然違うよね。

友 : そうだね。
    違うね。

僕 : 今じゃさ、facebookとか、mixiとかさ、
    気軽に連絡とれたり、
    近況見れたり、
    あたかも逢ったように、ものごとが進むようなときもあるけどね。

友 : やっぱり逢わなきゃわからないこと
    ってあるよね。

僕 : うん、
    最近ね、本を読むようになって気づいたことがあるんだけど、

    「逢う」って「エッセイ」みたいなもんで、
    「逢わない」って「小説」みたいだなーって。

    音楽でいうと、

    「逢う」って「即興音楽」みたいで、
    「逢わない」って「作られた曲」みたいだなーって。
    
    「逢う」ことってパーケージすると伝わりずらいというか、
    おもしろくない、内容も多いと思うんだよね。
    その場にいなければ理解し難いような。

友 : ちょっと強引なところあるような気がするけど、、
    そうね。。

    今日こうやって逢ったことを人に伝えるのって
    なかなか伝わりづらいかもね。

僕 : 僕は「逢う」のが好きなんです。
    一年に一度逢うか逢わないかでも
    どうしても逢いたい。
    逢って即興演奏をしたいんです。

と、まで言うほど
「逢う」「逢わない」に執着している僕でしたが、
せっかくなので図書館でそういう本を探してみた。

そしたらストレートに
「逢う」
って。

しかも中島らも。

これは強烈そうだと思い、
恐る恐る読んでみました。

麻薬だのアル中だの、
ちょっとイマイチしっくりこなかったけど、
逢っている本人たちは
楽しかったんだろうなー、
といった感じでした。

今日の心躍るヒット賞は
ゴンチチのチチ松村さんとの対談で、
「シラフのらもさんに逢うの初めてだから
怖かったんよ、今日逢うの」
でした。

この学級もそろそろ
家から飛び出して
いろんな人に逢いに行こうっと。

いや~本って、ホントっ出会いですね~。

(続きます)

11/09/13