twitterでイベント開催の2日前に
突然トークイベントを行うと発表した坂口恭平さん。
たまたまtwitterでその情報をキャッチした僕は
読み終えたばかりの彼の本に影響をうけていたので、
迷わず仕事終わりにかけつけました。
場所は職場から近い中目黒だったので
自転車でそのまま向かいました。
僕はそんなに彼のことを知っているわけではないので、
アウェーだなと思っていたのですが、
会場に到着すると、けっこうみんなアウェーな感じでした。
明らかに出版社の人たちだろうなっていう人もいましたが、
みんな互いに変な距離感みたいなのがあって
こういう空間って面白いけどもったいないなって思いながら
ドリンクを手にして会場の中へ。
すると、まず目に付いたのが
ママに抱っこされた赤ちゃん!
2週間以上こどもたちに会っていない僕は
すぐに飛びつきました。
赤ちゃんをあやす夫婦に声をかけると
なんと7ヶ月!
全然泣きもしないしいい子でびっくりしました。
その夫婦も今回初めて坂口恭平さんのイベントに参加したとのことでした。
まったく遠慮のない関西弁だったので、
すかさず僕が反応すると
なんと旦那さんが大阪の人で、奥さんが和歌山の人!
(和歌山は今僕の中で一番アツイ地方!)
なんかもう、勝手に運命を感じて
ちょいちょい似非関西弁を混ぜながら
育児環境のことやらいろいろと話しました。
「僕はこどもがいるから、だから坂口恭平さんに興味を持ちました」
僕はそういうと夫婦も頷いていました。
「自分のため」というか
僕たちが暮らしている今の状況はどう考えたっておかしいだろと、
おかしいことをおかしくないと思って実践することは
本来の大人の姿なんじゃないかと、
そんな話をぶわーっと話しました。
でも、会場には多くの若者が集まっていたんです。
夫婦とは共感を得ることができたので、
今度はとなりに立っていた線の細い明らかに「若者」に
声をかけてみました。
予想通り彼は建築系の仕事をしているそうです。
家庭をもっていないと感じたので、
ならば、最近マイブームの「猫」について話してみよう。
そう思った僕は
「猫好き?」と聞いてみました。
「僕、犬を飼っていたので、犬ですかね。。」
「でも、猫は好きですよ」
と。
僕はこの会場に来ている人たちは
おそらくほとんど猫が好きだろうと仮定してみた。
「自分のため」でなく、「猫のため」に
そう思ってこれから聞く坂口恭平さんの話は
きっと、それ以前のものと違うものになるだろうと僕は考えたからです。
彼も坂口恭平さんのイベントには初参加らしく
どうなるか楽しみにしていました。
周りを見渡すとみんな下を向きながら、
スマホをいじりながらそのときがくるのを待っていました。
いつになく、饒舌な自分にびっくりしながらも、
僕はちょっと他人事的なポジションから
このイベントに参加しようと、
開演を待ちながらそう決めたのでした。
ここまでは態度で示せたよ。
(続きます)
14/08/11