~態度経済 その3~

 

トークショーとライブは終わり、
サイン会がはじまりました。

「本を持っている人」と
アナウンスがありましたが、
僕は本を持っていません。

けど、このまま帰りたくはありません。

列を見ながらその場に立ち往生していると
同じような人たちがとなりにいたので声をかけてみました。

「本持ってます?」

「僕は絵本作家なので、僕が描いた絵本をぜひ坂口くんに」
と自分が書いた絵を売り込みに来ていました。

そのとなりにいた陽気な関西弁のお姉さんは
顔が知られているのかいろんな人たちに声をかけられていたが、
ファンの中でも有名なファンらしい。
「本もっとらんけど、話したいねん」

まずい、
僕は自分を売り込みにきたわけでもないし、
そこまで熱烈なファンではない。。

けれど、せっかく見に来たのだし、
トークショーは良かったし、
おはよう学級に今日のことは書きたい。

その態度を伝えるために
僕も列の後尾に並びました。

ひとりひとりときちんと向き合って
サインをする坂口さん。

いい人だな。

そして僕の番。
今日のライブがよかったこと、
おはよう学級をやっていること、
今日のことを記事にさせてもらうことを伝えて
写真も撮らせてもらいました。

「俺に著作権なんてないからね」
「どーぞどーぞ書いちゃってください」

そして直筆のサインを
ほぼ日手帳の8/8のページに書いてもらいました。

こうして僕が影響をうけた
「態度経済」という言葉の生みの親
坂口恭平さんのトークショーは終了し、
僕の態度経済の実践も終わりました。

想っているだけではダメ。
きちんと態度で示そう。

坂口恭平さん、ありがとう!

(続きます)

14/08/13