「態度経済」が流行っています。
このコーナーは世の中なめんなよ的な話でなくて、
新しい交渉の手段の話をしていきたいと思っています。
今まで交渉券として鎮座していた
「お金」に変わるプロモーションツールとして
「態度」が注目されているんです。
マス広告が効かなくなった今、
どうやって認知させるか、
情報を広げていくかを考えたときに、
別に新しいわけでなく、
昔からある「態度」について
みんなが気付き始めているようなんです。
幸運なことにさっそく、
その態度経済を体感することができたんです。
それは少女時代のライブでのことでした。
少女時代のライブには
ファンが少女時代のメンバーと同じ服を着飾る
多くのコスプレイヤーが集まります。
開演前に会場前で集まって
撮影会のようなものが始まるんです。
僕はカメラを持っていたので、
興味があったのでその輪の中に入ってみたんです。
「写真撮らせてもらってもいいですか?」
この場でなければ明らかにアウト!な
「だめよ~、だめ、だめ」な感じの光景も、
「少女時代が好き」とうい態度のもとで
撮る・撮られるという関係が成立していたんです。
いや、このオジサン、
今撮った写真をどう使うかわからないよ?!
って思ったのですが、
交渉は成立するのです。
同じ態度のもとだから。
その後、喜びを感じた僕は
どんどんと声をかけ、レンズを向けました。
もちろん、その中でもルールみたいなものを感じました。
・大きな声で「撮らせてください」ということ。
・撮る順番があること。
・前の人に、「一緒に撮りましょうか?」と声をかけ、
一緒に撮影してあげること。
・ブログにのせるかもと断っておくこと。
・冷やかしでなくて、本当に興味がある、態度をみせること。
この時に交渉のカードとして使われたのは
おカネではありません。
態度でした。
寄り添うことで状況は変わる。
カメラを手にしながら、
「すごいね」なんて遠くから見ていたら
感じることの出来なかった
すぐそこにあるのに見えてこなかった世界。
態度経済を感じた瞬間でした。
これはもっともっとある。
記憶の中にも、身の回りにも、
これと同じ状況はよくある。
もっと探してみようと思います。
幸せなら態度でしめそうよ!
ほら、みんなで手を叩こう♪
(続きます)
14/07/02