「ピピッ!!」
賑やかな音を消すことはできないけれど、
確実に不快な音で耳に入ってくる警音。
それはこどもたちにも容赦なく向けられます。
「一応決まりなんでね」
そう言って「頼みますよ~」なんて顔して
炎天下の中、すでに肌を真っ黒にした
40~50歳くらいの警備員さんの顔を見てしまうと、
この人に何を言ってもしょうがないと、
渋々こどもたちを注意します。
ここは多摩川の河川敷。
最後に訪れたのは10年も前のことですが、
完全に人間によってつくられた、
変わってしまった空間に
少々戸惑いながらもBBQをしてきました。
会社の同僚と3月予算達成をしたお祝いということで
ボス直々に食料から、テント、調理器具まで、
全部準備していただいて、打ち上げBBQという形で行われました。
子供家具屋さんなので、
それぞれ子供たちを連れての宴だったので、
ボスが気をきかせて石の上じゃないところに陣とってくれていました。
多摩川の河川敷っていったら石でごつごつしていて
子連れにはどうだろうな?ってイメージでしたけど、
僕らの場所はよいところだった。
もう少し北西にいけば緑もあるし、
もっとゆったりとBBQを楽しめるのになぁと
詰め込まれたような、遊び方の知らない若者たちを見ながら
お肉をいただきます。
なんていったって、我々のメインは打ち上げなので
BBQではありません。
お肉なのです。
そもそも叙々苑で打ち上げというくらいのお話だったので、
それを上回るお肉の登場につばを飲み込みながら待っていました。
キタ!飛騨牛!!
もう、ここのテントだけ香りが違うんですよ!
こんなBBQってないよね?
なんていいながら食べ終わった子供たちが
草むらで遊ぶ姿をみていたら、、
冒頭で登場した警備員さんが出てきたんです。
「この辺から先にはいかないで」
「どの辺ですか!??」
っとつっこみたくなったけれど、
それでは周りの若者と同じになってしまうので、
こどもたちに注意します。
すると、こどもたちが姿を消したんです。
よく見ると、、
いた!!
匍匐(ほふく)全身して
隠れながら遊んでる!!(笑
これにはみんな大爆笑!!
いいなー子供たち!!
そうやって自分たちの遊びを
切り開いていってほしいなぁ。
って、これも見つかって注意されましたけどね。。
泥だらけになった子供たちを連れて
河川敷をあとにする途中に目に映った若者たち。
もう少し、面白い遊び方があるんでないの?
僕も、想ってたんと違う、
そんな遊びをどんどんしていこう。
(続きます)
14/04/28