DIY

do it yourself=DIY
僕がこの言葉を好きになったのは
パンクロックの影響だったかな。

上京したばかりのころ、
世の中はサブカルチャーが
盛り上がっていて、
大手レコード会社ではなく、
自分たちでレコード会社をつくり
マネジメントすることが
カッコいいことだと見せてくれた
Hi-standardや今やzozotownで有名な
前澤社長がやっていた
switch styleというバンドが
レーベルを立ち上げたり、
オルタナティブなカルチャーとして
DIYブームがあったように思います。

それに影響をうけた若かった僕らは
音楽やデザイン、美容師さんなど
若くして独立してインディペンデントな
活動をしている人がけっこういました。

僕もそのころ、大地の芸術祭という
アートイベントが地元で行われ、
それに刺激をうけて自分たちで
アートイベントを開催したりしました。

言うは簡単だけれど、やるのは結構大変で、
大赤字で会社から給料前借したりとか、
友達とぎくしゃくしたりとか、
人に迷惑をかけるとか、
いろんなことがありました。

今みたいにインターネットも
そこまで普及していなかったので、
やり方もわからないまま
見よう見まね、思い込みで
突っ走っていました。

今では、インターネットという
素晴らしいものがあるから、
分からないものは検索すればいいし、
DIYをするリスクやコストも
劇的に抑えられるようになったと思います。

100円均一でコーナーが組まれるほどの
DIYブーム。

いろんなサービスが登場しているので、
自分がゼロイチでやらなくても
あるものを組み合わせて
インディペンデントな活動をすることは
容易になったように思います。

そんな時代の中での子育て。
「子供たちは放っておいても
自分たちで何とかする」と
思っているタイプの僕は
どんな時代であれ、子供は
親に言われることよりも
自分で選んでやることから
学ぶことは多いと思うから、
失敗を含めてDIYでやればいい
と基本的に思っています。

加えてインターネットもあるから、
子供たちは子供たちで
目の前の課題を乗り越えて
いけると信じています。

もしも友人を傷つけるようなことを
してしまったとしても、
それを予防するようなことは
なるべくせずに、
自分でやってみて知識としてだけでなく
リアルに失敗を体感してほしいなと、
数々の失敗をしてきた僕は
個人的にそう思います。

ただ、これは社会人に対してだと
なかなかそうもいかないという
ジレンマも感じていますが。
(社風にもよるのかな。)

そう思うと、若いうちに
たくさん失敗しておいた方がいいぞ、
と宇宙人を許容したいと思う
大人の一人として子供たちに言いたいです。

今日も来てくれてありがとうございます。ピー君のバスケの試合を観に行きましたが、ピー君は頑張ってくれていましたが、一方で心が離れそうなチームメイトも見かけました。一緒のチームでできるのもあと数ヶ月。彼らなりにどんな瞬間を作り出していくのか。見守りたいと思います。

22/05/02