面白い形の花が目に入ってきた。
鮮やかな色合いがよりいっそう僕をひきつける。
花瓶に飾られたその花は「けいとう」というお花。
鶏のとさかを連想させるため鶏頭と書くらしい。
赤くはなびらのように見えるフリルの部分は、
本当のお花ではないらしく、
フリルの根元にびっしりと並んだ小さな毛のような部分が
実際のけいとうの花だそうです。
通常茎って上にぐんぐん伸びるらしいのですが、
特異な細胞分裂を繰り返し、
窮屈になった花穂の先端が、
ひらひらのフリルを作っているんだとか。
上に伸びるはずのものが
横に幅をつけるって何かいいなぁ。
成長しているつもりが
できることの幅が増えているだけ。
何だか嫁ハンの飾る花には
いつもメッセージが込められているように
感じてしまいます。
(続きます)
13/10/03