~くちぶえサンドイッチ~

 

僕は今、
放射能測定や
それに付随する食べもののことを中心に
これからの生活を考えることをコンセプトとした
プロジェクトに参加させていただいています。

いずれもホームページを作ることが
第一の僕の役割です。

きっかけとなったのは、
おはよう学級でした。

僕のおはよう学級での活動が
放射能測定や、野菜の種の問題と
リンクしたのです。

ご存知のように
おはよう学級は「ふわっ」っとしています。
デザイン的にも文章的にも、
僕の考えも。

そういう「見せ方」という点で
「広く、浅く」で
もう二度と見たくないとは思わせないような
角のたたない雰囲気が、
人に何かを発信するときに
意外にも大切だったということが、
おはよう学級を通して感じた
気付きでした。

放射能や野菜の種の問題は
角のたつ、取っ付きにくそうなタスクです。

その「中和剤」としておはよう学級のふわっとした雰囲気が
目に留まったということになります。

思い返せば、
おはよう学級の立ち上げも
簡単なものではありませんでした。

どこかで本能に逆らい、
将来を見越した上で行動する必要があったのだと
気持ちばかりが先行していました。

そんなときに出会ったのが
今や僕のバイブルとなっている
松浦弥太郎さんの
「今日もていねいに。」です。

毎日をていねいに向き合うこと
そこから始めることで、
将来に繋がっていくのだと感じました。

二児の父でありながら無職になり、
毎日の日常と向き合う時間をつくり、
苦手な活字と向き合いました。

そして今新たに
放射能と野菜の種という難しい問題と向き合うにあたり、
僕の背中を押してくれた本に出会いました。
そう、またあの方です。

「くちぶえサンドイッチ」
松浦弥太郎随筆集

この本の中で
育児に殆ど参加できなかった松浦さんが
奥さんに旅行をプレゼントした一週間、
三歳の娘さんと向き合ったことが
書かれていました。

それがきっかけとなり
娘さんと対峙することになった松浦さん、
そこで大切なことに気付いたそうです。

今回の心躍るヒット賞は
「対峙すること」でした。

今、お子さんを持つ
多くのお父さん、お母さんに求められているのは
これかな、と。

そしてその
対峙するには「きっかけ」が必要です。
そのきっかけを作ること
それが僕の使命なのかなぁと
感じたのでした。

いやぁ、
いや~本って、ホントっ出会いですね~。

(続きます)

13/02/13