~リペア 後編~

 

見てくださいこの工具。
これがあれば子供の「なおして」に
何だって応えてあげられそう。

ひ弱な僕のような大人にとっても
それは頼もしく思える憧れの道具なのです。

実家でも似たような工具セットを見たことがあります。
昔の人はある程度のことは
自分で直していたんだろうなぁ。

そんな工具セットから
師匠が取り出したのが
タイヤレバー。

これを使って
リム(ホイールの外側)とタイヤの間にに刺し込み
タイヤを片方だけ外していきます。

そこからチューブを取り出します。

おぉ!これは自転車やさんで見たことあるぞ!

チューブを取り外したあとに
タイヤとリムの間に指を入れて
穴の原因になったトゲのようなものがないか
自分の手でチェック。

その後バケツに水をはって
その中にチューブを入れて
穴の位置を探し出します。

見つけたらそこに印をつけて
糊がつきやすいようにヤスリで削ります。

この作業に手こずった。。
小さな穴なので、
何度も穴の場所を見失ってしまいました。

糊をつけたら何でもいいから固定する。
上のようにダンボールをはさんで
固定するあたりが智慧というか、
初心者では到底思いつかないその
師匠の手引きに、ただただ見とれてしまうのでした。

さあ、チューブの処置は終わったので、
今度はいよいよ取り付けにかかります。
外したときと逆の手順で取り付けていきます。

ここがポイント!
せっかくチューブを修理したのに
この取り付けの際にチューブに傷をつけてしまっては
意味がありません。

慎重にタイヤとリムの間に
チューブを入れていきます。

空気を入れて
ハイ、もとどおり!!

すばらしい!

っと感動していると
師匠が取り出したのは見覚えのある、、

そう、クレ556!!
音楽の機材に昔使ったことのある浸透潤滑剤です。

これを自転車のチェーンや
パーツにひと吹き。

こういったところも
日ごろのメンテナンスにいれなくては
よいものを長持ちできません。

そうだよなぁ。
音楽の楽器も大切に長く使うときは
それなりのメンテナンスが必要。

自転車は基礎知識はないけれど
音楽に置き換えて考えれば
当然のことだよなぁと反省。

ギターの弦が切れたからって
楽器屋にもっていかないですもんね。

っということで、
師匠のご指導のもと
見事にパンク修理を終えることができました!

めちゃめちゃ冷えこむ中、
ありがとうございました師匠!

まずはホームセンターに行って
工具を集めてきます!

(続きます)

13/01/29