あたたかくて天気のよい日曜日。
公園で遊び終えた嫁ハンをのぞく三人は
家までバスで帰ることを選びました。
僕の家の周りには
「花バス」という市営のバスが走っています。
大人も子供も100円で乗れて
細かい路を短い距離で行ったり来たりする
市民の憩いのバスです。
といっても、乗っているのは
お年寄りの方や子供がほとんど。
これが一時間にかろうじて
二本走っているのです。
僕らがバス停に着いたときは
ちょうどバスが出たばかりだったので、
40分ほど待つことに。
40分。
東京に暮らして
3分に一本は電車が通り、
電話をすればタクシーが来てくれる環境で
みなさんはバスを待ったことがありますでしょうか。
待てないくらい
その時間って大切でしょうか。
待つことで得ることのできる
この時間もけっこう大切に思えるのは僕だけでしょうか。
待つ時間。
用意していたわけでなく
降って湧いてきたような時間。
慣れない大人は少し抵抗があるのかもしれませんが、
子供たちには慣れたものです。
何もなければ考える。
タオルを使って何かを作り出すPちゃん。
リボン!
とか、感動も束の間、
二回くらい作ってくれて
飽きてやめる。。
すると、ベンチに横たわって、、
笑!
なんだか楽しいなぁ。
ゆったりとした時間が流れていて
子供たちに慌てて怒鳴ることもない。
このまま子供たちとバス停のベンチで
眠れるんじゃないかと想うくらい心地よかったなぁ。
なんだかんだしているうちにバスがやってきました。
おじいちゃんが一人しか乗っていないバスの中で
「今日はちょー楽しかったね」
と大声で喜ぶPちゃん。
こちらこそ、ステキな時間をありがとう。
これからは、
待つ時間を大切にしようと想うよ。
バスライフ。
待つライフ。
(時間は続きます)
12/12/19