~power to the people~

 

ジョンレノンの名曲に「powet to the people」があります。
一度は聞いた事がある名曲です。

労働環境の改善を求めるのならば、それを実際に行動に移せという
革命をテーマにした非常にシンプルな曲です。

みんなが声を出している姿をメディアから見ると
その曲が自然と聞こえてくるように思えます。

原発再稼動反対の抗議デモ。
2012年6月29日の官邸前のデモには
およそ15万人が集まったそうです。

デモの時間帯が18時から20時。
子供のいる家庭や、おじいちゃんたち、
一般家庭の人たちにとっては一日の大切な時間。

この時間帯がもっと早ければ、
子供や主婦、おじいちゃんたちももっと参加していたと思えます。

人数の話をするつもりではないですけど、
もはや15万人どころか、法律や国の決定事項を覆せるほどの
パワーというのは集まっていると思います。

野田総理大臣も「声は聞こえていますよ」と。
警備にあたる警察官からも
「原発反対!」という声が聞こえたそうです。

「こんな市民が中心となったデモをこの国で見るのは初めて」
なんて、TVでだれかが言っていましたが、
携帯電話の普及や、ブログ、SNS、AKBにいたるまで、
この国のここ10年を見たって、この時代を予想することは容易だと思います。

多くのイベントを開いてきた僕は
イベントという枠、音楽という枠、平日や週末という枠を越えて、
お客さんのパワーというものを体感してきました。

「今日を楽しいものにするためにイベントにいく」
「なんだか楽しそうな友達がもっと楽しそうな人たちのイベントにいくらしい」
「ちょっと足を運んでみよう」

「民」や「お客」という言葉は昔から好きではありませんでしたが、
みんなのそれぞれの想いがイベントを作っていたのは
言うまでもありません。

「デモに若い人が多いのが残念だね。。」

嫁ハンがTVを見ながら言いました。
嫁ハンも原発に興味があります。

今まで点で起きていた小さなイノベーションが
いよいよ大規模に想いが形になる時代がきた。

そんな風に思える今日この頃。

デモに参加した人、見守っていた人、
お疲れ様でした。

これは平行線で終わることなく、
きっとよくなりますよ。

僕たちは今、希望という言葉をもう一度胸に。

(続きます)

12/06/30