今から10年ほど前に、お仕事で
コンテンツマーケティング
なんていうブームがありました。
モノ売りからコト売りへ。
商品の周りにある背景を
各社がストーリーとして伝えるのですが、
これは「私」が出てこないと成立しません。
そこで、インターネットでの物売りにおいて
顔出しをして、「私はこう思う」を
商品の背景として発信しました。
でも、それは「ほぼ日」が
とっくにやっていたことであり、
糸井重里さんが広告マンだった頃から
ずっと続けてきたことでもありました。
いいなぁと思って、僕は夢中になって
ほぼ日をなぞっていました。
このサイトでも「僕はこう思う」を
呪文のように唱えています。
*
スペイン語で「僕はこう思う」は
Creo que と言います。
今の時代、AIやインターネットで
正解がすぐにわかり、
SNSで身近な人や憧れの人の
引用も簡単にできてしまう。
そんな中で、どんどん希薄になっていく
Creo que。
――と思いきや、
子どもたちにいろいろ質問をぶつければ、
心の中に眠っている
Creo que を感じられる
瞬間もあります。
あとは、アウトプットする練習が
必要なのかな?
そのためには日記を書くことを
僕はオススメします。
「私はこう思う」は、言葉でなくても
写真や音楽、料理でもいい。
個展やSNSにアップするのもいいし、
料理なら食卓でもいい。
小さい頃から発表する場を持っていると、
きっと大人になって楽しいよ、と。
大人だって、今からでも
発表していったらいいよ、と。
そこから連鎖する Creo que は
本当に貴重だよ、と思います。
今日も来てくれてありがとうございます。嫁ハンのスピーチの中にも Creo que があって、家族的にはグッときたので、結果がどうであれ、貴重なアウトプットをいただけました。
25/08/23