久しぶりに養老孟司先生を
テレビで拝見しました。
デザイナーの太刀川英輔さんとの対談。
抽象度の高いデザインという視点からの
養老先生との対談はすごく面白かったです。
分断が進む世の中について、
養老先生の代表作「バカの壁」から
人は互いに理解可能なのか、
「わかった気になる」を埋めるのは
「観察」が大切だと仰っていました。
ご自身も戦後の体験を通して
不安な時代の中で
解剖をすることが「確か」に思えて
不安が消えたとお話されていて
「作業」そのものに
不安に対する治療効果がある
という言葉にズキュン。
不安でいることの居心地の悪さを
前提にお話をされていましたが、
不安であることを忘れさせてくれる
確かなものを見つけなさい、
そう言われたように感じました。
さらに対談の最後の言葉にズキュン。
「幸せとは我を忘れること」
「幸せとは何かを考えないこと」
この言葉が17歳のときにつくった
僕の歌を思い出させてくれて、
久しぶりに深夜にポロン。
———-
幸せ
幸せって何だろうって
君はよく言うけれど
見つけようとしても
無駄なんじゃない
苦しみや悲しみや
叫ぶことは多いけど
幸せな時って
あんまりないよね
それでいいんじゃないのかな
この頃はそう思える
タバコ吸って コーヒー飲んで
君なんかと 楽しくおしゃべりする
いつかきっと ふと感じるんだろう
そのときまでの ささやかな幸せ
———-
確かなものに久しぶりに
触れることができたような気がします。
曲つくろう。
今日も来てくれてありがとうございます。当時仲の良かったクラスメイトで人を褒めることなんてないような友人がいたのですが、めずらしく褒めてもらった一曲です。ちょっと昨日はセンチメンタルな気分になりました。
22/11/08