川村元気さんの「理系に学ぶ」という本で
養老孟司先生との対談があるのですが、
その中で出てきた言葉にズキュン。
「人間は何か信用できるものが必要でしょ」
終戦を経験した養老さん。
ラジオも新聞も無敵皇軍で負けるはずがない
と言っていたのに、8/15に突然の敗戦の連絡。
ガラガラポンが起きた時の心境は
言葉も何も信用できなくなって
そんなときに解剖の実験をしていて
実験がうまくいかないのは全部自分のせい、
他の意見に惑わされることなく
できるようになるまで自分で勉強しまくる
解剖学、理系にハマっていったというお話でした。
たしかに、僕もここで言葉を並べていますが、
お仕事をしているときが一番心地よいです。
うまくいったときはもちろんですが、
お仕事がうまくいかないときも
人とかかわってチームでやっているのですが、
他人のせいにせず、自分ができるようになるまで
やっているときが、一番心地よく、
やったことだけが信用できます。
そしてやったことは、人前で話すことができます。
*
先日、人前で話すお仕事で
半年という期間を経て卒業式がありました。
話をした僕たちに、
聴いてくださったみなさんから
メッセージ動画をいただきまして
そこに僕へのコメントもあって
うれしはずかしでした。
*
お仕事もそうですが、
音楽も信用できます。
最近音楽をつくったり、
弾きたいと思った曲を
ピアノやギターで弾けたときは
とてもうれしいです。
そして信用できます。
これがないと僕は、
人間はダメなんだろうな、と思います。
アイドルもいいですよね。
ファンになるのも。
恋するのも。
子供たちも、それが
間違っていたとしても、
信じられるものをみつけて
突っ走ってほしいと思います。
今日も来てくれてありがとうございます。最近体の衰え、老いるショックを感じる一方で、手仕事の大切さをすごく感じます。できなくなることが多いのがけっこうショックな日々ですが。。
22/04/21