「僕たちと一緒に音楽をやらないか、きっと悪い話にはならないから」西荻窪のバーミヤンで深夜、大先輩のミュージシャンの方たちにいただいたお言葉です。そのときに活動した「火星の向日葵」というインプロビゼーションを中心としたバンドは、たしかにその言葉のとおり、あとから何度聞き返してもたくさんの偶然を発見でき、とてもよい経験をさせてもらったと、今でも思っています。「中身はあとからついてくる」後々の僕の人生においても、これほど影響を受けた言葉はありません。今のお仕事にも役立っているのですが、後での改良を見込んで大筋として作る「プロトタイプ」というプログラミングの概念もあります。スピードが問われる情報化社会においては、この概念がとてもフィットすると思っています。アーカイブを残していくことで説得力も生まれる。インターネット時代の大切な考え方なのかもしれません。けれど、仕事でもよく結果をすぐに求められることが多いです。0か1かという考え方だと、「育てる」概念がなくなります。物事の判断基準が0か1かになってしまうのは怖いコトだとも思います。だから、「大丈夫、騙されたと思って僕についてきてください。中身はあとからついてきますから」と、職場の上司や仲間にも、子供たちにもそう言いたいのである。これはまさに「プレイ」なのである。
今日も来てくれてありがとうございます。カタチから!!というか、カタチ大事!!!いい土じゃないと植物育たないから!!!
16/07/06