中年の守備範囲

中年にもなると、美容室とか行くのがちょっと楽しいんですよ。行きつけにすると、指名料みたいのとられちゃうから、毎回インターネットでお手頃な値段のところを選ぶんです。職場は中目黒だし、家は吉祥寺が近いから、美容室天国な環境なわけなので、ネタには尽きないんです。電話するときは、かわいい店員さんがいたらいいなー、なんて思ったりもするんだけど、大体当日予約とかで、初めての利用とかだと、シャンプー係みたいな男の子がまわされることが多いんです。昨日担当してくれた人は、キン肉マンのジェロニモみたいな風貌で、すっごいチャラい感じの年齢不詳の男性でした。僕は、KAT-TUNの中丸君みたいな髪型にしてほしかったんですけど、そんな親父ギャグ?みたいなことを言える感じのタイプでもないと感じて、苦手かも、、と思いながら、店員さんのヒアリングに頷いたり、首を傾げたりして反応していました。しばらくは無言が続くんですけど、チャラい彼が我慢できずに僕に話しかけてきてくれるんです。それの返し方とかが楽しくて。苦手かも、と最初は思っていても、探り探りの会話から、世代をこえてリンクするようなお話が出てくる出てくる。最後には、なんだかジェロニモ風の彼に気に入っていただけたようで、ショップカードにおかしなメッセージまで書いてくれました。マイナスなイメージすらプラスに変えることができる、中年の守備範囲っていいもんだなぁって思えました。
今日も来てくれてありがとうございます。中年のおっちゃん、さっぱりしたよ。これで気持ちのいい年末年始が迎えられそうだ!

15/12/22