今の会社に入る前に、デザイン会社以外にも何社か面接を受けました。紙面のデザインや見せ方で売り上げが何十倍も変わるなんて時代は終わった、と感じていたからでした。10年ちかくデザインをやってきて、デザインの限界みたいなことを30歳ちょっとにして感じていたんだと思います。けど、面接官のみなさんが揃って「デザインが必要な時代」って言うんです。情報の整理、ビジョンの整理、これまでのデザインの枠を超えて、デザインはあらゆる場面で必要になると。最近、そのことをとくに思い出します。上にたって指示する人も、それを受ける人も、ひとりひとりがデザインをすること。それぞれの立場がユニークであるほど、デザインは面白くなるなって感じています。例えば家の中を楽しくするのは、家長である父親による、自分自身によるデザインが必要だなと。自分の立場もデザインされているようで、ちゃんと自分なりにデザインしてますよ、っていうのがあると、全然毎日が楽しくなると思うのです。
今日も来てくれてありがとうございます。家の中も、職場も、きちんと自分のデザインを描いていけたら、楽しいでしょうね～。
15/11/25