年の瀬ですね。
先週末に今年最後の図書館へ行き
本を借りてきて、
帰省の移動中の時間を利用して
本を読んでいます。
今年もいろんな本に出会えました。
この一年のトピックスといえば
本の著者の方と直接会う機会が2度もあったことです。
坂口恭平さんと糸井重里さん。
これは、とても刺激になったし
いい思い出にもなりました。
今更ながら
「できることをしよう」と
思わされるわけです。
思い起こすと、おはよう学級をはじめるにあたり、
きっかけがあったんです。
一番最初の「今日のおはよう」に書きましたが
3.11以降何か変わりたい、
始めたいと募らせてきた想いが
おはよう学級の動機になります。
被災地にいってボランティアという形もあったでしょうし、
東京から避難するという選択肢もあった。
その中で、僕は、我が家は
おはよう学級をはじめました。
毎日を見直すこと。
自分たちの身にも災害が襲ってくるかもしれない、
そんな毎日にも、きちんと未来を描くこと。
今を生きること。
僕の中で節目としている「3年」という月日を経た
おはよう学級。
僕なりの、3年間は、
いろんなものの影響を受けたものでした。
けど、真似しようとは思わなかった。
「今は見ない方がいい」
と目を向けないものもありました。
答えのようなものを見たくなかったんです。
震災後の生き方、みたいなものを。
これまで通り、「思い込み」や「勘違い」を大切にしたかった。
ずーーーっと我慢してきて、
ようやく、この本と向き合おうと決めて
図書館で借りて読みました。
できることをしよう。
糸井重里
12月に2回も借りて読みました。
糸井さんが、ほぼ日が、震災と向き合ったものを
まとめた本です。
クロネコヤマトのことや、
復興に向け立ち上がった人たち、
被災地の人たちの生の声、
そして、震災発生時のリアルタイムの
糸井さんの言葉を読むことができます。
僕は震災が起きたころ、
ほぼ日をほぼ見ていなかったので、
そのときの、毎日更新される
ダーリンのコラムは鳥肌ものでした。
「余震は時間とともに減っていく」
「その場その場で、落ち着いて動きましょう」
地震の起きた翌日3/12のダーリンのコラムに書かれた言葉ですよ。。
当然、批判も来たそうです。
でも、批判のバランスも考えていた。
twitterの使い方、ほぼ日というメディアの使い方。
日々、考える訓練をしていたからこそ、
アウトプットされたものだったと
糸井さん自身が振り返っています。
今回の心踊るヒット賞は
本の編集チームとの対談で
震災がおきてからのほぼ日、糸井さんの行動について
振り返る中で登場したこの言葉
余震についての経験則
でした。
僕も、おはよう学級を続ける中で、
「経験則」ができるようになりたい。
それは
家族の命を背負う立場の人間としてはもちろん、
職場においても、いろんな場面においても、
最終的には「自分らしい」舵を切れるように
毎日と向き合いたいと思いました。
ずーーーと我慢してきて読んだ「できることをしよう。」。
僕のやってきたことは大外れではなさそうだけど、
もっと大外れでもよいのかも、
と感じることができました。
さあ、来年も素敵な本とたくさん出合うぞー!
今年一年、ありがとうございました。
いや~本って、ホントっ出会いですね~。
(続きます)
14/12/30